FreeBSD On ThinkPad X60

CVSup

FreeBSD の開発は全てのソースやドキュメントファイルを cvs という仕組みを利用して管理している。 CVSupcvs を利用して、 ローカルに保存されているファイルを最新版に更新する仕組みである。

Install

/usr/ports/net/cvsup-without-gui をインストールする。
/usr/ports/net/cvsup をインストールすると X Window System による GUI を含めてインストールされるが、 この段階では X Window Sytem はインストールされておらず、 基本的に GUI は不要なので cvsup-without-gui をインストールする。
# cd /usr/ports/net/cvsup-without-gui
# make install clean

Configurations

インストールしたままだと CVSup は利用できないので、 環境に合わせて設定を変更する。 設定は supfile というファイルを使用するが、 このファイルは /usr/share/examples/cvsup にテンプレートが インストールされるので、任意のディレクトリにコピーして編集する。
ここでは /usr/local/etc/cvsup/src-supfile にコピーして 設定を変更する。
6.3-RELEASE に更新するための設定を以下に示す。
*default host=cvsup.jp.FreeBSD.org
*default base=/usr/local/etc/cvsup
*default prefix=/usr
*default release=cvs tag=RELENG_6_3
*default delete use-rel-suffix

src-all
2008/01/19 に 6.3-RELEASE がリリースされたので、 6-STABLE から 6.3-RELEASE にアップデート対象を変更しました。

Execute

CVSupを実行する。
作成した supfile を引数で指定して実行する。
# cvsup /usr/local/etc/cvsup/src-supfile

update of ports

同時に ports も更新しておく。
6.2-RELEASE の途中で X のバージョンが 7.2 に更新され、 デフォルトのインストールパスが /usr/X11R6 から /usr/local に変更になったり、動作が不安定になってるという話が方々から聞こえて来るので、 今回は安定をめざして x.org 7.2 の直前に ports を更新する。
*default host=cvsup.jp.FreeBSD.org
*default base=/usr/local/etc/cvsup
*default prefix=/usr
*default release=cvs tag=. date=2007.05.18.00.00.00
*default delete use-rel-suffix

ports-all
上記設定の supfile/usr/local/etc/cvsup/ports-supfile として作成して cvsup を実行すると、 2007年5月18日 0時0分 時点での ports に更新される。

Last Update: 4 Feb. 2010